意識低い系医学生の日記

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医学部は多浪しても受かります!【10浪なんてゴロゴロいます】

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どうもハウスです!

医学部受験で何浪もしているけど受かるビジョンが見えない、毎日勉強しているけど、何をしても成績が上がらずもう諦めようかなと考えている。

この記事では、こういう悩みを抱えている多浪生や受験生に向けて書きます。

医学部は多浪しても受かります!【10浪なんてゴロゴロいます】

まず医学部に多浪して受からないなんてことはないです。ネットを見ると多浪したら医学部は無理とか、学力があっても面接で切られるとかありますが、事実ではありません。僕は部活の大会や合同練習を通じていろいろな大学と交流してきましたが、どこの大学にも多浪や30代、40代の学生がいるとの情報を聞いてます。

確かに女性差別や年齢差別などが近年私立大学などで発覚し、ニュースで報道され話題になりました。それで不安に思う学生がいるのは仕方がないと思います。確かに年齢差別が行われていることは否定できないですが、多くの国立大学ではそこまで年齢による差別について行っていないように思います。これについては後の方で説明します。

なので多浪しても受からないなんて事はなくて、心配せずにきちんと学力つけていれば多浪でも受かります。

多浪生は成績が上がらないは真っ赤なウソ!

多浪生は成績が上がらないのではなく、成績が上がりにくいが正しいです。上がらないなんてことはありません。受験勉強はある程度までやれば成績は上がりますが、それ以上は上がりにくくなります。これは感覚的にも分かりやすいと思います。例えば未知の英単語100個覚える試験があったとします。おそらく70点くらいまでは普通に勉強すればそこまで苦労せずともとれると思います。しかし、70点から80点まで上げるのはどうでしょう?また80点から90点は?段々と勉強時間に比べて上がりにくくなるのは理解しやすいと思います。

受験勉強も全く同じです。何の知識もない偏差値40くらいから60まで上げるのとある程度基礎がある偏差値60から70まで上げるのは雲泥の違いです。受験勉強は基本的に暗記ゲーです。学力が上がれば上がるほど覚えていない知識は減っていきます。この自分の覚えていない知識を詰め込まない限り学力向上は見込めません。

浪人すると大抵の問題は見たことがある問題に変わります。しかし、見たことがあるのと実際に解けるとはまた違う話でこの区別をしながら勉強していかなければいけません。なので浪人生は成績が上がりにくく、基礎がまだできていない現役生は上がりやすいです。

浪人生でもきちんと正し勉強をすれば成績は上がります。

正しい勉強法とは

多浪生が成績が上がりにくいというのはわかりました。ではどういう勉強をすればいいのですか?

こういう疑問に答えていきます。

よくある間違った勉強法を以下に挙げます。

・参考書を何冊も持っている

・好きな科目だけを勉強している

・勉強時間が圧倒的に不足している

・復習をしない

まず、参考書は一冊を完璧にすべきです。参考書って結構本屋に行くとたくさん置いてありますが、基本的に1つの科目で1つでいいです。そんなに受験って覚えること多くないので。一冊完璧にしてそれで足りなかったら何が足りていないか意識してそれを補う感じで参考書を買えばいいです。

好きな科目を勉強するのはいいですが、受験は総合点数での勝負です。特に医学部では得意科目を作るよりは苦手科目をなくす努力をした方がいいです。医学部は標準的な問題をきちんと解けるか試す問題が多く、みんなが解ける問題をきちんと解ければそれで合格できるからです。偏差値的には全科目で70程度あれば普通に受かります。1つでも穴が開くとそれだけで致命的になる可能性があります。

勉強時間について僕は個人的にそこまで重要視はしていないです。勉強時間ってのはあくまで結果論的なものでして、成績がいいならそこまで勉強しなくてもいいんじゃないかなって思っています。だけど、成績が悪いのに勉強しないのは論外です。多浪していると勉強に対するモチベが下がるのはわかりますが、最低限はやるべきです。特に今の時期に数学や英語の二次試験の成績が65を下回っているなら本気で勉強してください。もう1年やりたいってなら話は別ですが。

最後に復習についてですが、何度も強調していますが学力が伸びるのは知らないこと、できないことを自分のものにできた時だけです。それ以外にはありません。つまり復習とは学力が伸びる過程が凝縮された部分です。参考書を完璧にするというのは復習する問題が何もない状態にすることです。僕は最後の年に復習をメインで据えた勉強をしていました。その結果センター試験で前年度より100点近く伸ばすことが出来ました。特別な勉強法なんてものは無いですね。

多浪を受け入れている大学を探す

先ほど入学試験による不正について触れましたが、年齢差別について国立医学部で行われているのかについて調べました。出典は大学改革支援・学位授与機構「大学基本情報」コチラをクリックすると飛びますから引用させていただきました。

出典先にはほぼ全ての大学(私立大学も含む)の入学者の年齢や性別などの情報が記載されています。情報量が多いので僕が整理して、国立医学部にターゲットを絞り、さらにそこから入学者の年齢情報から国立医学部の多浪寛容度表を作りました。

Sランク

滋賀医科大学

♦Aランク

島根大学、香川大学、長崎大学、熊本大学

♦Bランク

高知大学

Cランク

旭川大学、山形大学、福島県立医科大学、群馬大学、福井大学、信州大学、岐阜大学、三重大学、鳥取大学、九州大学、大分大学、宮崎大学、鹿児島大学、琉球大学、名古屋市立大学、和歌山県立医科大学

♦Dランク

札幌医科大学、富山大学、金沢大学、山梨大学、名古屋大学、神戸大学、広島大学、山口大学、徳島大学、愛媛大学、横浜市立大学、京都府立医科大学、奈良県立医科大学

Eランク

弘前大学、東北大学、秋田大学、筑波大学、千葉大学、東京大学、浜松医科大学、京都大学、大阪大学、岡山大学、佐賀大学

♦Gランク

東京医科歯科大学

まずはランクの説明ですが、合格者に占める多浪の割合を簡易的に示したものです。多浪の判別ですが、僕個人としては多浪は3浪以上とさせていただきました。つまり合格者に占める21歳以上の割合を%で示し、基準値を以下のように定めて判定しました。

30%以上をSランク

20%以上30%未満をAランク

15%以上20%未満をBランク

10%以上15%未満をCランク

5%以上10%未満をDランク

0%以上5%未満をEランク

0%をGランク

この表には以下の点で注意が必要です。

①再受験生と多浪生の区別が出来ていない。

→再受験生なのか多浪生なのかは年齢では区別できませんでした。大学が公表している資料にも特にデータはありませんでした。

②難関大学ではそもそも21歳以上の受験者の母体数が低いと考えられるために合格者中に占める21歳の受験者割合は低くなるのは至極当然であるということ。

僕個人の意見としては上記のことを考慮に入れると弘前大学、秋田大学、浜松医科大学、岡山大学、佐賀大学あたりは少しこのデータからではリスクがあるように思えます。僕個人的には2018年度の不正入試発覚後に全国の医学部で調査されて国公立で不正をしたのが神戸大学だけであったとの報告がありますのでそこまで気にする必要はなさそうですが。

この図をあえて乗せているのはもちろん多浪生の方々の志望校決定の参考になればと思ってですが、それとは他に入学後に自分と同じ境遇の人がいるかどうかの判別にも使ってもらえたらなと思っています。大学入学後の人間関係についてはあまり記事にはしていないですが、最初はやはり多浪同士は仲が良くなりやすいです。Aランク以上の大学では5人に1人が多浪、もしくは再受験生ですから大学生活を始めやすいかなと思います。

国立大学の不正入試関連については詳細はいま別記事で執筆中ですのでまた話します。

受かるために必要なこと

この記事では多浪しても合格できること、浪人してもきちんと正しい勉強さえすれば成績を伸ばすことが出来ることなど説明させていただきました。さらに、国公立大学の昨年のデータを基に2019年度も数多くの多浪生が夢の舞台である医学部へ入学したことなどを話しました。

最後に合格するために一番大事なことを話します。それは諦めないことですすごく当たり前のことですが、僕も多浪してて何度も打ち砕かれてボロボロになった経験がありますので挫折してしまう気持ちがわかります。でも最後には合格出来ました。でもそれは別に年数をただ重ねたからとか、運がよかったからとかではなく最後まで諦めず必死に合格しようともがいていたからです。

今僕がこうしてブログを書けているのもそうやって泥臭く生きてきた日々があるからだと心の底から胸を張って言えます。

次に合格するのはあなたです!!合格報告待っています。