お久しぶりです、ハウスです。
事後報告になりますが、無事進級が決定しました。今年から4年生になります。
たぶん今まで自分の学年を記載したことがないのでこれが初ですね。
本日は進級関連の記事を書いていこうかなと考えています。ちなみに進級関連については以前も記事にしています。
今回は3年生から4年生への進級ですが、僕の学校では5人程度留年しました。また上からも数人程度留年しているために学年全体での人数は少し増えた感じです。
医学科の全体ラインでは1年生の初めの頃は105人程度であったのに対して今は150人近くいますからね、留年してもラインでの退会は無いそうです。
今回の留年生の内訳は現役1人、浪人(1~2浪)4人でした。まあ、僕の学年の多浪生は僕を筆頭として落ちる気配はなさそうです。前にも言いましたが、進級には多浪したかとか現役とかあまり関係ないです。
今日はこの留年生にフォーカスして留年しないためにはどうすべきか学んでいきます。
留年生1人目(現役生の彼の場合)
まず留年生1人目の彼の場合に関してお話しします。
彼の留年理由は試験に落ちてしまったためです。本試験に落ちただけでなく、再試験でも落ちてしまいました。
3年生の試験はたいして重くは無いのですが、彼の場合はそうでもなかったようです全部で8個くらいあるのですが、そのうちの5個程度試験を落としてしまっていました。
彼は1年生の頃から再試験が多く何かと留年するのではとささやかれていましたが今回現実になってしまいました。
彼の留年原因を考えますと失礼ですが、単純にスペック不足です。彼は授業が終わるといつも図書館に向かい、黙々と勉強するタイプでした。
このパターンの学生は医学部ならではなのか体の2∼3割を占めます。他学部での比率を知りたいものです。
大体このパターンの学生は優秀です。真面目できちんと授業には遅刻や欠席などをせず授業中もきちんと教授の発言に注意し、ノートなどを取ります。
なのでこの彼も優秀かと思いきや、実はそうでもないと、とても失礼ですが。
このタイプの人は医学科の全体で10%程度入ると思います。
みんなそれを自覚しているのかきちんと自分のレベルに合わせた学習法を取り入れ何とか進級しているような気がします。
医学科に入るまでは厳しいですが、入ってからは楽と散々申し上げてきましたが、ある程度の力量はやはり必要なのかなと思います。
留年生2人目(浪人生の彼の場合)
彼の場合についてお話しします。
彼の留年原因は簡単に言うと運が悪かったと言えます。
っえ留年ってあみだくじなの?みたいな感想を抱かれてしますと誤解かもしれませんがある程度そういう部分がある事も事実です。
もう少し掘り下げていきます。
彼の直接の留年理由は研究活動でやや休みを取りすぎた事にあります。
医学科では3年生の間に研究活動をし、研究論文を発表するというのがあります。その代わり他の学部で行われるような卒論などは一切書きません。
他の大学の事情は分かりかねますが、僕の大学では成績順で希望の研究室に配属されます。
彼はあまり成績が振るわず、厳しい教授のもとに配属されてしまったようです。(運の悪さです)
そこまでは良いのですが、彼は研究期間中に休暇をとり旅行に行く計画を立てていたそうです。
厳しい教授だったのでそんなこと許されるのか?と疑問でしたが、夏休み期間中に一定日数研究活動をすることで許されたようです。
しかし、問題は彼が旅行する直前で発生しました。なんと教授が休暇は許さないと言い出したそうで、もめた挙句彼はそこで旅行を強行してしまいました。
彼をかばうつもりはないですが、夏休みきちんと人より多く研究活動をしたのに関わらず旅行直前(すでにチケットを購入した後で)になり休暇は許さないと、言われたそうです。
そしていろんな教授に助けを求めて審議会なるものを開いて留年を撤回させようと働いたのですが、覆らず結局ダメとなりました。
今さら聞いたんですが一度留年判定が出ても覆ることがあるそうです。敗者復活戦みたいな仕組み面白いですね、当事者は決して楽しんではいないですが。
ちなみに意識低い僕は教授に無断で研究休んだりしてましたが、何もおとがめなしでした。どの教授に付くかでこうも差が付くのは不公平ですね。まあ、成績はある程度良いので好きな教授を選べたってのがあると思いますが。
留年生3人目(スペックは高い彼の場合)
この人はスペックは高いらしいですがそのために自信過剰になってしまったのか全く勉強せず落ちてしまった人です。
正直学校に来ていないのであまり絡みがなく、またそんなに社交的な人ではないのでどんな人なのかわかりません。でも孤立しているわけでなく仲の良い友人たちと夜な夜な麻雀しているらしいです。(これもまた医学生の鉄板ですね)
普段の試験の結果からですが、正直かなり落ちてます。(余談ですが、医学部の試験では誰が落ちたかとかはすぐわかります。個人情報保護とか無いです。)
こういう人は進級判定近くの再試ラッシュで取りこぼし留年します。
普段から本試験で試験を通っておくほうが精神的にも楽で良いです。
どれだけスペック高くてもある限られた時間内で試験で覚える量が膨大になってしまうと理論的に試験合格は一気に遠のいてしまいます。
こういうことにいち早く気付けるかどうかも大事だと思います。
留年生4人目(留年生の彼の場合)
最後は留年生です。留年生が留年する医学科あるあるですね。留年生の20%はまた留年します。5人に1人ですね、割合的に。
留年生はなぜか留年しがちです。
こういう人たちは医学部に入学した時点で燃え尽きてしまう人たちなのかもしれません。医学に興味が持てず、講義も上の空、試験勉強も手につかず漫然と日々を過ごし、結果留年する。
医学に関心を持てないという同級を多く聞きます。実際に僕の友人たちも数人はこのタイプです。
そもそもの話医学部に医者になるんだって意気込んで入学する人は少数です。
親が医者だから、成績が良かったから、東大より将来性があるから、友達がみんな医学部行くからって理由が圧倒的多数です。
それでもみんな高学年になるにつれある程度医者になる覚悟というかそれなりの心構えをしてきているようには見えます。すごく上から目線で恐縮ですが、そんな印象を受けます。
医学に関心が持てなくても仕事として医者になるんだって思い勉強する人たちもいますが、そうできないパターンの人たちがこういう留年生になるんだと思います。
以上が実際の留年生からる留年する人の特徴でした。
留年しないためには、自分の力量を知る、運気を上げる((笑))、再試は貯めない、最低ラインはこなすが大事そうです。