どうもハウスです!
もう皆さん赤本とか解かれてる時期ですかね?あーやっぱ医学部難しいな、俺(私)には無理なんじゃないかっておもっているかもしれません。または、もうちょっと上の大学狙えるかもしれないな、なんて考えているのかもしれません。
この記事では誰よりも多浪して大学選びの大切さを学んだ僕からのアドバイス程度に聞いてください。
偏差値比較に意味は無い
まずタイトルについて説明します。医学部では偏差値を比較することには意味がないです。理由は単純で偏差値の高い大学を出ても相対的に低い大学を出ても医者になれるからです。ここが他の学部と大きく異なるところだと思います。他の学部だとおそらく医者になるってところが、良い企業になるに置き換わるのだと思います。多くの大企業と呼ばれる企業では学歴フィルターと呼ばれるフィルターによって排他的ともよばれる採用制度を確立しています。ところが、医者では医師免許さえ取れれば誰でも医者をできますし、また倍率の高い病院に行きたくなっても大学に入った後からいくらでも追いつきます。むしろそういう病院では大学へ入った後の活動を重視しています。
お金について
それではこういう意見はどうでしょう?一般的な学生では大企業に入る事が良しとされているのは給料待遇、勤務形態などが他と比べて良いから総じてそれを得ることが人生の幸せだと考えているのかもしれません。この意見にはいろいろ議論の余地がありそうですが、おおむねそうだといっても間違いではないと思います。これを医学部にあてはめると、やはりいい大学へ出ることの方が医者としての収入が高く、勤務形態もよいのだと。
しかし、これも実は医者の世界ではあてはまりません。医者の収入を決めるのはもちろん医者として腕もありますが、最初はみんな素人同然なので腕を磨くまではほぼどこの病院に働くか?で決まります。勤務形態もその病院によります。病院には医者が豊富に勤務している病院もあれば外部から医者を派遣してもらっている病院もあります。そういうところでは勤務医の負担は大きいです。また、偏差値の高い医学部=都市部に近い大学ではありますが、都市部の医者の給料は激低いです。
例に出しますと、僕の地元(神奈川)では研修医の月収は20程度ですが、今の大学(地方)では50は軽くいきます。この前医者1年目の先輩に聞いたところ70程度だったそうです。給料の良いところなんだとは思いますが、平均すると段違いです。勤務医の給料も僕の地元より圧倒的に高いです。
つまり偏差値の高い大学を出ても給料は変わらないということです。
医者は卒業後が大事
卒業して医者になったら学歴が話に上がることはほぼないです。それは、医者としての技量は出身大学では決まらないからです。どこの大学を出ようが教育されるレベルはみんな一緒です。
天皇陛下の心臓手術を執刀した日本で一番有名な先生である天野篤先生は、心臓手術の腕前は世界一で天野先生の手術を見学するためにはるばる海外から研修生が来るほどですが、日大医学部出身です。
天野先生は卒後半人前にも手術させてくれる病院で熱心に働き(クレイジーレベルです。)、てっぺんに行きましたが、先生のように卒業後以下に頑張るかが医者としてのキャリアを決めます。
一応ですが、参考に上げます。暗い浪人時代を救ってくれた本でもあります。
この人の生き方はほんと度を超えています。才能とかそういうのをこの人の前では間違っても吐けないなというほど桁違いの化け物です。まあ、天野先生の話は置いといて、それくらい医者のキャリアでは卒後が大事です。
志望大学の決め方
さてここまでくると志望校をどうやって決めればいいかという話になりますが、2つ要因があります。それは進級難易度(留年者数)、立地(地方かと都会か)です。
もう一度言いますが、どこの大学を出ても医者としてのキャリアには影響しません。問題は医者になれるかどうかです。国立大学は基本的に優しいですが、時に進級が厳しかったりする大学もあります。進級難易度と偏差値は多少影響しますが、進級か留年かは各科目の教授の采配でありますので、偏差値は実はあまり関係ありません。
立地に関しては、地方と都市部では大きな差があります。特に、僕みたく都市部から地方へと行く場合大きな差があります。1番は生活費です。地方ですとまず車がないと生活が厳しいです。車を乗るには免許も必要ですし、車も必要です。これだけで100満近くは飛びます。あとはガソリン代、車検代などなどとても出費がかさみます。
また、自宅から離れると実家に帰るのにも大変お金がかかります。そういう面をしっかり決めてから大学を選ぶのもとても大事だと思います。ただ、我慢すれば何とかなるにはなります。
以上をまとめますと、医者としてのキャリアには学歴は関係ないので、1年でも早く医者になれる道を進め!ってことです。