意識低い系医学生の日記

意識低い医学生の日常をつづるブログです。臨床医学、基礎医学、CBT、国試、プログラミング、DeepLearning、ブログ、スロパチ、釣り、Youtubeなど何でも関心のあることに関して書いていきます。

スポンサーリンク

多浪受験生のなれの果て【医学部多浪生の闇を語ります】

f:id:tarounohitorigoto:20200429231814j:plain

どうもハウスです!

今日は僕の経験談でも話そうかと思います。医学部受験で多浪するとどうなるのかを全てお話しします。

医学部受験で失った多くのこと【多浪生の闇語ります】

医学部受験で失ったことについて書いていきます。

親しい友人のほとんどは消えた

まずは親しい友人ですね。

僕は高校時代にすごく仲の良かった5人の友人がいましたが、今現在連絡する人はその5人の中から1人です(笑)

いや、笑えない、まじで。。

1浪とか2浪くらいまではあってくれるんですよ、そして応援もしてくれる。けど、3浪以降は??

3浪するとね、友人の半数は浪人反対派もしくはあまり勧めてない顔になります。『お前マジでやるの??』『いや、、まあ、お前の人生だからな。。。』『応援してるよ、だけどまあ、頑張ってな』

上記の言葉は、だいたい実体験です。3浪以上するとほんとに周りの態度が変化します。

僕はこれが嫌だった、だから自分の受験について彼らに積極的に話すことは無くなりました。

僕は受験生なので、華々しい大学生活をしている彼らと僕では会話があまり弾まないです。

するとだんだん会うこともなくなります、自然消滅します。友人消えた!!!

こんな感じです。

貴重な20代前半を受験勉強という無意味な作業に費やした

20代前半って言えば人生の全盛期じゃあないでしょうか?ワンピースで言えば白髭がロジャーと渡り合えたそんなときでしょうか?(そんなワンピース知らない)

自分が何年も費やした受験勉強について認めたくないですが、はっきり言って無意味でした。

受験勉強で得られる知識は生物以外、入学後使いません。あれだけやった数学も正直不毛でした。

この当時僕が感じていた心境をみなさんに知ってもらうのは難しいですが、以下の文章を頭を空にして読んでください。

想像してみてください。

高校の同期が大学でサークルや部活動、バイト、インターン、恋愛などをして人生を謳歌している中、ずっと勉強しているあなた

高校の同期が新卒として会社でばりばり働いている中、いつもの自習室でいつもと同じ参考書を持ち、自習室の管理人にまた今年もこいつ浪人してるのかよって冷ややかな目線を受けながらいつもと同じ参考書をやる毎日を過ごしているあなた

高校の同期が飲み屋で仕事やこれからの人生について熱く語っている中、模試の結果で落ち込み1人ため息つきながら飲み屋で飲んでいる自分と比較して落ち込むあなた

高校の同期が会社で昇進し年収もそこそこ増えて、プライベートでも結婚し子供の子育てに夢中になっている中、使い込んだボロボロの参考書を何度もマーカーをつけた問題を解き、解けた解けなかったとか言いながら毎日を過ごしているあなた

どうでしょうか?僕の気持ちわかりました?

もちろん少し話盛っていますが、当時の心境をどうしたら再現できるか考えて作ってみました。

当時の僕が感じていたのは、慢性的な呼吸障害、不眠症、時にふと訪れる無気力感でした。

自分の将来に対する希望を失いました【僕には何もできない】

10代、20代だと自分が何でもできるって自信ありませんか?

僕にもありました。自分は世界を変えられると本気で考えてました(笑)

僕が初めて医学部進学しようかなと考えたきっかけでもありました国境なき医師団、僕もいずれはそういう存在になって世界を変えていくだろうって(笑)

でも多浪して途中から自分は何もできない人間なのでは?と考え始めていました。

僕は自分が思うより弱く、非力な存在でした。それを身に持って感じました。

家族ですら味方してくれない

浪人していくと当然ですが社会での自分の居場所を見失います。あてにすべき人すら見つからなくなります。

そういう中で家の中ですら自分の居場所がなくなりました。

家を出ていくか浪人をやめるのか迫られる

僕の家計はあまり裕福でないので、僕が浪人する際、両親は1浪までしか許さなかったです。

にもかかわらず1浪で終わらなかった僕は2浪を決めたのですが両親は猛反対、親父には怒鳴られ、殴られ喧嘩になりました。

ずっとちゃらちゃらして生きてきたので僕の本気は理解されませんでした。2浪目からは働きながらある程度自分でお金を稼いで折り合いをつけ、受験勉強を継続することを決めました。

親戚の集まりでは陰口をたたかれる

親戚の集まりは僕の家系ではそこまで多くありませんでしたが、長い浪人生活の中で数回ありました。

最初の頃は医学部志望ってだけで騒がれますが、それも最初の頃の話。段々と僕が顔を出すだけで何となく会話が一瞬途切れるように感じました。そういう雰囲気を察して以降親戚の集まりには顔を出していません。

僕が医学部を志望することに最初は誇らし気に話していた両親も途中からは自虐ネタに使うようになりました。

誰も悪くはないんです、ただ自分が悪い。胸にこみあげる何かを必死に抑えながら、呼吸もきちんと吸えない中1人暗い勉強部屋で黙々とこなす日々。

模試で成績が悪いと〇〇したくなる

〇〇に何が入るかは想像してみてください。ここでは書けないです。

数字からは逃げられない【言い訳も見つからず】

模試での点数は客観的な数字です。そこには曖昧さのかけらもない。

いい点数をとっても心が躍ることはありません。取って当たり前ですから。でも悪い点数を取ることの方が圧倒的に多い。それが多浪よ。

自分の存在価値=模試の点数なんて考えだした時にはもう末期でした。

無気力を通り越して無感動、心が動かなくなっている自分に気付く

人間の精神には防御機構が備わっています。

ある程度まで精神的負担がかかるとその問題から逃避したり、合理化したり、潜在意識の中に閉じ込めたりして抑えようとします。

それが気づかないうちに進行しやがて心がない人間のように何も感じなくなります。

ここまでくると気力がなくなるので勉強しようとする力が出てきません。

なので合格可能性もさらに下がります。負の連鎖ですね。

誰かに相談しよう【精神やられてからではもう遅い】

精神疾患を抱えた人が医学部内にも数人いるので何となくわかりますが、一度超えてしまうともう以前の人間には戻れないのではないかと考えています。

ほんとに辛い時、そういう時は休みましょう。本気でやれば受かるとか、確かにそうですが精神やられてからでは本当に遅いと感じます。

誰もいないときは僕が相談に乗ります。あと数日でTwitter開設しますのでそこで気軽にコンタクト取れるようにします。

今日も一日お疲れ様でした。