意識低い系医学生の日記

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【英語】医学部生が考える最高にコスパのいい受験英語勉強法

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どうもハウスです

英語の勉強をしてるんだけど全然点数が上がらない、まじで何を勉強したらいいのかわからないって受験生の疑問に答えていきます。

まず初めに僕自身の英語の成績は河合塾の記述模試で偏差値70~75程度、センター模試で190点前後、センター本番198点です。ちなみに英作文は勉強しなかったのであまりできませんでした。

結論から言いますと受験英語についての勉強法の最適解は多読です。圧倒的な多読です。説明していきます。

多読こそ最高にコスパが良い英語勉強法です

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ここでは多読がコスパが良いのか説明します。

その前に受験英語で求められる力を説明します。

受験英語で求められる力は4つ

受験英語で求められている力は以下の4つです。

・語彙力

・文法力

・解釈力

・読解力

語彙力

語彙力とは英単語、熟語の知識です。

英単語、熟語の意味が分からないと英文が読めないのは当然です。わからない単語を無視して読むと筆者の主張が把握しにくいどころか逆にとってしまう場合があります。

文法力

文法力とはNext Stageなどの問題集にあるような文法だけでなく、例えば"前置詞の付いた名詞は主語になることはできない”などの英語のルールなどのことをも指しています。(このルールを例に上げてることから僕が伊藤和夫推しなのバレバレですね(笑))

英文解釈の本を終えた後でも英文を読んでいて時として突っかかる英文が僕にもありました。主語どれ?目的語どれ?みたいな。そんな時に役立つのがこの英文のルールでした。

解釈力

解釈力とは”英文を日本語に訳す力”です。

和訳の問題以外にも長文読解を読む際に解釈力がないと意味が取れないのでこの解釈力とは長文読解の土台になります。

読解力

読解力とは解釈力とは異なり英文をマクロにとらえる力です。

解釈力は1文1文の意味を読みとるのに対して読解力とは1文1文の意味的つながり、また文が集まってできた段落全体の意味、段落ごとの関係、ひいては文全体の趣旨を読みとる力です。

英文読解は上記すべての力を試される

長文読解は語彙力、文法力、解釈力、読解力すべてがないと解けません。逆に言うと長文読解はこれらすべての力を試されます。毎日多読することで自分に足りていない箇所が必ず分かります。ある程度英文が読めるようになっても新しく読む英文では必ず1語は知らない単語が出てきますし、構文がとりにくい英文があったりします。また文の構造が把握できても和訳しにくい文章などもあります。

問題集の英文では必ず解答や和訳が付いていますので、答え合わせの際に知らない単語、わからなかった英文、訳しにくかった文章などを知ることが出来ます。こうすることで英語力をバランスよく鍛えられます。

なので多読はコスパ最強です。

多読とは?量や読むべき英文の難易度を解説

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まずは多読について説明します。

多読とは読んで字のごとく大量に英文を読むことです。当たり前すぎて言う必要もないです。注意点としては問題付きの英文、すなわち受験英語の対策用の長文に取り組むのが理想です。(理由は後述)

多読の量について

多読の量について説明します。基本的に僕は毎日英文を読むべきだと考えてます。理由は後々話しますが勉強の効率の観点からです。

どの程度かといいますと語数は500∼700語程度の英文を1日3文程度が理想だと考えています。もちろん他の科目との兼ね合いが必要ですが最低でも2文は読むべきです。

語数については多くの大学の英文の語数が500~700程度が平均的であるので(センター試験の長文読解の語数もおおむねこの程度)これくらいでオッケーです。もちろん、志望校が超長文を出題するよって場合は1000語程度の文章にも取り組む必要があります。

読む英文の難易度について

次に取り組む英文の難易度ですが、1日3文(題)取り組む場合は標準的な英文を2つ、やや難易度の高い文章を1題が理想です。難易度の判定は参考書の表記、もしくは自分がその問題を解いて7~8割程度得点できるのを標準として、5割~6割程度得点できるのをやや難易度の高い英文とします。

受験英語の対策用の英文を読む理由はこの難易度判定に利用できる点と、復習の際に便利だからです。よくネットでは『英語の小説を読め』とか言いますが効率の観点からお勧めしません。解答・解説がない英文を読んだところで時間の無駄です。(僕の体験談です。)

この難易度のチョイス理由を一応説明します。標準的な英文を読む理由は単に英文に慣れるという意味でやります。やや難易度の高い英文を読む理由は読解力向上のためです。なぜやや難易度の高い英文を3文読まないの?という疑問に対する回答は、やっても構いませんが復習に時間がかかるうえに精神的に疲弊するからです。

おすすめの長文読解対策の参考書

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ここからは僕が実際に使った長文読解の参考書の中でおすすめの参考書を取り上げます。

やっておきたい英語長文(河合塾シリーズ)

有名な参考書です。受験の相対的な難易度でいえば、500が標準的で、700と1000はやや難易度が高いです。700と1000には英文の量的な違いがあるだけで難易度の差はあまりないと感じます。

このシリーズには300がありますが、量が少なすぎるのでお勧めしません。やっても構いませんが300をやるくらいなら速読英単語で単語力をつけながら読んでいくほうがいいと思います。

この本にのっている英文は良質な文章が多く、また難易度も文句なしです。上位国公立でも十分戦えます。ただCDが付いてないのが難点です。

大学入試英語長文ハイパートレーニング(東進)

続いて東進予備校の先生が出されている長文読解の参考書です。こちらはCD付き、また解説が河合塾シリーズよりも格段に良いです。ただ英文の質は河合塾の方がやや高いと思います。スラッシュリーディングもこの本から学べますので速読の訓練にもなります。CDも使えば速読&リスニング対策にもなりますのでコスパ最高です。

多読で大事なこと

多読で大事なのは読んだままにしないことです。1つの英文から学べることはかなり大きいです。大量に読んでも復習をおろそかにしては時間がもったいないです。多読には長文読解に対する心理障壁を下げる効果もありますが、僕が多読をお勧めする理由は英語の総合力をバランスよく鍛え上げれられるからに他なりません。

最後に、実を言うとこの多読勉強法は東京大学の理科3類の人から教わった勉強法でした。『市販の参考書で僕が読んでいない英文はもう存在しない』といった彼の言葉に惹かれてこの勉強法を取り入れたまでです。本当に効果があったので書かせていただきました。

本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。